「魔法のテープ」と呼ばれる両面テープをご存知ですか?
魔法のテープは、超強力な粘着力があり多機能な両面テープのことですが、なぜ魔法のテープと呼ばれるのでしょう。
魔法のテープの特徴
魔法のテープは、超強力な粘着力で多機能な両面テープのことですが、魔法のテープと呼ばれるのには普通の両面テープとは異なる点がいくつかあります。
貼る場所を選ばない
ガラス、各種金属類、アルミ、アクリル、ABS樹脂、木材、紙、石など様々なものに貼ることができ、表面が少々の凸凹があるものでも貼ることができる、貼る場所を選ばない両面テープです。
ただし、貼る面が汚れていてはいけません、油膜や皮脂、ほこりなどの汚れをよく拭き取った後に使用しましょう。
透明で伸縮性がある
アクリルゴム素材でできており、丈夫で伸縮性があるので平面以外のものでも貼ることができます。
また、色は透明なので貼る場所を気にすることなくどこの箇所にでも使用できます。
繰り返し何度でも使える
粘着力がとても強いテープですが、剥がした後のりが残らないので、貼り間違えても貼り直せることができます。
何度でも貼り直すことができる便利な両面テープです。
水で洗えば粘着力が戻る
魔法のテープは、超強力な粘着力があるにもかかわらず、復活方法は水洗いすれば良いのです。
水で洗って再び使用できる、何度も再利用できることが魔法のテープと呼ばれる理由の1つです。
魔法のテープに偽物がある
魔法のテープは、とても便利な商品であることからネットなどで調べてみると類似品が多く販売されています。
海外製の類似品は粘着力が弱く使い物にならないようなので、購入の際には確認をしてから購入しましょう。
ネット通販で購入するの場合は、商品レビューなどを参考にして購入するのが良いでしょう。
魔法のテープの剥がし方
多機能でとても便利な使い方ができる魔法のテープですが、テープの剥がし方はどうすれば上手く剥がすことができるでしょうか。
魔法のテープの剥がし方はドライヤーなど道具を利用して剥がせばよいのでしょうか。
剥がし方のコツ
魔法のテープは超強力な粘着力のため垂直に引いて剥がそうとしても剥がれません。
ゆっくりと横方向へ引くようにし、その際にひねる様に剥がしていきます、ゆっくりと剥がしていくことがコツです。
しかし、少しずつ剥がれたからといって手前側へ引っ張らないようにしましょう。
手前側に引っ張ると、貼ったところが壁紙であったりする場合は、壁紙が剥がれたり浮いてしまったりする恐れがありますのでゆっくりとひねる様に剥がすことが大事です。
接着面を湿らせてから剥がす
粘着力が強い魔法のテープは、しっかりと接着されることから、引っ張るだけでは剥がせない場合もあるでしょう。
そのような場合は、接着面を霧拭きなどを利用して湿らせると剥がしやすくなる場合があります。
粘着力を弱めてから剥がす
魔法のテープを接着した箇所に水を掛けることができない場合は、ドライヤーで魔法のテープを温めてから剥がしてみましょう。ドライヤーで温めることで粘着力が弱まり剥がしやすくなります。
ただし、プラスチック素材のものは、熱を加えることで変形しますのでドライヤーなどを利用する際は注意しましょう。
釣り糸やテグスで剥がす
釣り糸やビーズアクセサリーを作る際に使用するテグスを利用して剥がしてみましょう。
両手で釣り糸を持ち魔法のテープの接着面に釣り糸を入れ、左右に動かしながら少しづつ擦りながら剥がしてみましょう。
魔法のテープを剥がした後処理
魔法のテープは剥がした後はのりが残ることなく剥がれるようですが、超強力粘着力のために貼った箇所に密着してきれいに剥がせない場合もあるでしょう。
魔法のテープを剥がした後のベタベタしたのりを取るにはどうすれば良いでしょうか。
剥離剤とスクレーパーやヘラを利用して剥がす
魔法のテープを剥がした際にのりが残ってしまった場合は、剥離剤を利用して剥がしてみましょう。
ベタベタしたのりの部分に剥離剤を掛けてしばらく置きます、その後スクレーパーやヘラで力を入れずに優しく剥がしていきましょう。
この場合、魔法のテープを剥がした場所が剥離剤を使用してもよい素材であるか確認し、またスクレーパーやヘラで強く擦ったりして傷付けないようによく注意して作業しましょう。
壁紙が剥がれた場合はどうする
粘着力が超強力な魔法のテープ、壁紙に貼って壁収納などに便利に使いたいところですが、壁紙に貼っても大丈夫でしょうか、壁紙が剥がれてしまった場合はどうすれば良いでしょうか。
剥がれたらすぐに修理
壁紙が剥がれた場合はそのままにしておかず、早急に補修しましょう、そのままにしておくと剥がれた部分が更に広がってしまいます。
また、剥がれた部分の壁紙が変色してしまう可能性もありますので、できる限り早い補修を行うことが大事です。
壁紙が剥がれた部分が小さい場合は、応急処置としてマスキングテープを利用し補修したり、また100円ストアなどに補修用壁紙が売られていますので利用するのも良いでしょう。
魔法のテープを上手く貼るコツ
魔法のテープを上手く貼るにはどうすればよいでしょう。
貼る場所を定めておく
魔法のテープを貼る際は、あらかじめ貼る箇所を定めておきましょう。
そして魔法のテープを貼る前に、貼る箇所、貼る物の接着面のホコリや汚れをしっかり取りきれいにしてから貼りましょう。
貼るテープの量を加減する
しっかりと貼り付けたい物や、重い物を貼る場合と軽い物を貼る場合とでは貼るテープの量を加減するのが良いでしょう。
魔法のテープはとても強力な粘着力なので、テープの面積が小さくてもしっかりと貼ることができます。
したがって、軽い物を貼る場合はテープの面積を少量にして貼るのがよいでしょう。
例えば、カレンダーやポスターなどは、テープを貼る箇所を小さくすると張り替える際に破れる心配が少なく、簡単に剥がすことができます。
マスキングテープなどで予防する
また、魔法のテープを剥がした際に貼った面が破れたり、傷付くことが心配なものには、貼る面にあらかじめマスキングテープを貼り、その上から魔法のテープを貼ると良いでしょう。
そうすることで、魔法のテープを剥がした後のベタベタも防ぐことができます。
魔法のテープを貼る際の注意
魔法のテープを貼る際には注意することがいくつかあります。
重い物を貼る際は注意する
魔法のテープは強力な粘着力のため壁紙に貼ると剥がした際に、壁紙も剥がれてしまうことがあります。
特に重い物を取り付けると、重みで知らないうちに剥がれていることも。
賃貸住宅で壁紙が破れたり剥がれては困る場合は、よく確認してから使用しましょう。
落下することを想定する
また、重い物を貼り付ける場合は、落下して壊れたりすることも考えられます、落下した際に周囲のものを傷付けたりすることもありますので、壊れやすい物の貼り付けは避けて、落下した際のことも想定して貼る物や、貼る場所を決めましょう。
素材を傷めないよう注意する
魔法のテープは、どのような素材にも貼ることができますが、貼る素材によっては、粘着剤で傷めてしまう場合もあります。貼る部分の素材が粘着剤を使用してよい物かを確認してから使用しましょう。
まとめ
魔法のテープは、穴を開けることなく壁収納や壁の装飾に利用できたり、傷を付けること無く家具の固定もできたりと用途を選ばず利用できる万能な強力粘着両面テープです。
また、魔法のテープは透明で貼る場所を問わず、貼る物の素材も選ばず、そして何より水で洗うことで粘着力が復活し、何度でも繰り返して使用できる、経済的でありエコな使い方もできる、まさに魔法のテープなのです。
しかし、超強力な粘着力でとても便利な両面テープですが、剥がす時のことを考えて、接着する箇所や接着するものの素材をよく確認してから使用するのが良いでしょう。
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