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自治会に入らない!町内会費の断り方や町内会に入らないデメリット等

引っ越した先で自治会や町内会への勧誘を受けたが、入らない!また現在入っているけど退会はできる?

自治会や町内会って、清掃活動やイベントなど地域活動に参加したり、定期的に会費の集金をしたりなんだか煩わしいことが多いですよね。
そんな自治会や町内会に入りたくない、しかし入らないとどうなるのでしょうか。

目次

自治会や町内会とは何でしょう

自治会や町内会は戦前に、市町村の下部組織として国により整えられた地域の住民の自治組織でした。
戦後は組織の結成を禁じられていた時期がありましたが、今は国の整備下では無くなりましたが、「任意団体」という形で現在に至っています。
また、自治会や町内会は組織内で、役職や規約を定めて活動していることが多いです。

自治会と町内会の違い

自治会と町内会、どちらもよく耳にしますが、違いはなんでしょうか。
それは、呼び方が違うだけで実は同じ役割の組織であり、呼び方に決まりがないので地域ごとに異なっています。

一軒家や戸建て住宅が多い地域は「町内会」、マンションでは「×××マンション自治会」などと呼ばれていることが多いです。
また、その他は「区会」「町会」など様々な呼び方がありますが、どの呼び方であっても地域住民の組織であることは同じです。

自治会や町内会に入る義務はあるのでしょうか

引っ越してまだ、間もないのに自治会や町内会への勧誘を受けることもあるでしょう。
自治会や町内会への勧誘を断ることはできるのでしょうか。

自治会や町内会への入会は強制ではない

自治会や町内会は、そのもの自体が法律上の根拠がなく任意団体であって、加入を義務付けられる法律もないことから入る義務はありません。
また、入る義務がないのと同じく退会する自由も認められています。

自治会や町内会へ賃貸住宅やアパートは入るのか

賃貸住宅やアパート住まいの方は、自治会や町内会に入るべきなのか気になるところです。
賃貸住宅やアパートなどは、すでに自治会や町内会費が管理費や家賃などに含まれていることもあるようですので、初めに確認をするのが良いでしょう。
また、自治会や町内会への加入については、不動産会社や大家さんに相談することをお勧めします。

自治会や町内会の役割

自治会や町内会は、もともと国の整備下において、地区町村の下部の組織としてつくられたものでしたが、現在では地域の「任意団体」として位置づけられていますが役割はなんでしょうか。
また、どのような活動を行っているのでしょうか。

活動内容は、住んでいる地域で異なりますが主な活動としていくつか挙げられます。

広報活動

市町村から受けた情報を地域住民に知らせたり、回覧板や行政からのたよりの配布をする

消防活動

地元消防署などと連携して、消防活動や避難訓練を実施し防火や防災の呼びかけを行う

交通防犯活動

地元警察と連携して地域の防犯パトロールや、交通安全運動を行い、立て看板の設置をする

衛生美化活動

家庭ごみ集積所の設置と維持管理を行う
居住地域や公園などの清掃活動や廃品回収、不法投棄防止のための環境維持活動を行う
その他街灯の管理を行う

親睦活動

地域住民相互の親睦を深めることで結束力を固め安全で安心な地域づくりを目指す

祭礼の運営・維持管理

伝統的行事や地域にある神社などの運営と維持管理を行う

行政への陳情・要望

住んでいる地域での困りごとを地域の窓口となり行政へ伝える

自治会や町内会に入るメリット

自治会や町内会はの役割は、日常の私たちの生活に関わることが多いですが、自治会や町内会に入るメリットは何でしょうか。

住んでいる地域の様子がよくわかる

地域の活動やイベントに積極的に参加をして、ご近所とのコミュニケーションを取ることで、これから長く住む地域のことを知ることができます。

引っ越して馴染みのない所だからこそ地域のイベントに積極的に参加して地域の様子を知ることもできます

地域の行政機関などの情報が入りやすい

住んでいる地域の行政機関からのお知らせや警察、消防などの情報が入りやすくなり、災害などがあった場合の避難所や助け合いなどの情報交換ができること。
特に、高齢者であったりひとり暮らしの場合、普段から近隣住民との交流があれば、災害などが起こった際に頼ることができる機関の1つとして日々の生活に安心感を与えます。

町内会に入っていることで、地域の情報が早くに入ってくるのは安心できますね

知人や友人が増える

知らない土地であっても、近隣住民と交流ができることで知人や友人の輪が広まり、日頃の地域の人たちの様子を知ることで、周りの環境に対しての不安な気持ちも減ることでしょう。

町内会は高齢の方からその地域に長く住んでいる方など様々なのでイベントなどに参加の時は緊張しますが、回を重ねるとコミュニケーションもできて輪が広がります。

困りごとも解決できる場合がある

自治会や町内会に入ることで、自分の置かれている状況を周りの人たちに理解してもらうことができ、協力を求めやすくなることもあります。それにより行政など関係機関へつなげやすくなり問題を解決できることもあります。

町内会に入っていると困りごとなど、周りの人たちが助けてくれたり、問題がスムーズに解決することもあるようです。

自治会や町内会に入るデメリット

メリットはあってもデメリットの方が大きいのではなかと思われる方もいるでしょう。
自治会や町内会に入るデメリットは、いくつも挙げられます。

役員が順番で回ってくる

まず、自治会や町内会の役員が順番で回ってくること。
自治会や町内会の会長の選任方法は、地域により異なりますが、選挙制度であったり、輪番制で数年に1度回ってくる場合があります。
自治会や町内会の活動は地域により違いますが、組織内で役職や規約を定めて活動していることが多いため会長、会計、書記などの役職が回ってくることがあります。
その役職の役割や任務の内容もそれぞれの組織で異なります。

自治会や町内会の本来の目的は助け合いであるのに、役員になると辛くて大変、この辛さは役員経験者だけにわかることですね。

自治会や町内会の会費を徴収される

自治会や町内会では年間で定期的に会費の徴収を行い、会の運営と活動費用に充てられており、会費の使用目的は地域活動の際の必要経費であったり、各種イベントの準備費用として使われます。
1年間徴収した会費については、年度末に収支報告として会員に報告されます。

自治会や町内会費の金額は住んでいる地域で異なりますが、月額数百円程度を数か月まとめて徴収されることが多いようです。そして地域で集金方法は違いますが会費の徴収係が順番に回ってくることもあります。

また、地域のイベントや、伝統行事たとえば、氏神の祭礼などがあればその準備の積立金として更に割り増しされて徴収されることもあるようです。

ご近所とは言え、集金に何度も足を運ぶのは困ってしまいますね。

自治会や町内会の地域活動への参加

清掃活動や廃品回収など地域活動への参加を求められます。
また、運動会であったり、祭りなどのイベントなどは事前の打ち合わせの会合があったり、準備のため手伝いの参加を求められます。

不参加となった際にはペナルティが課せられる地域もあるようです。

個人情報が守られない

個人情報が守られなかったり、プライバシー情報に触れられたりと注意が必要な場合がるようです。

個人情報が守られないのは大変心配なことです。

見返りがない

地域住民との交流が増えることで望まない人たちと一緒に活動したり、払っている町内会費もどの様に使われているのか不明なこともあるようです。

安くない町内会費を払っているのに見返りがないことに不満が出ます

自治会や町内会の断り方

自治会や町内会に入った際のデメリットを考えると入りたくない。

自治会や町内会は、地域の「任意団体」と位置づけられており、法律上加入を義務付けられていないことから加入しなくても良いですし、退会も自由なのです。
では、加入を断るにはどうすれば良いでしょう。

自治会や町内会断るポイント

曖昧な態度はとらず、加入の意志がないことを、ハッキリと伝えることが大切です。
中途半端な返事ですと、相手に期待を持たせることになり、何度も勧誘されることになります。

自治会や町内会断る時の言い訳

自治会や町内会への勧誘を断る言い訳はどうすれば良いでしょう。

  • 経済的な理由、会費の支払いが負担である
  • 健康上の理由、体調に不安がある
  • 家族の介護、同居する家族の日常的な介護
  • 居住期間が短い、転勤が多く長く居住しない

自治会や町内会断り方文例

自治会や町内会の勧誘は場合により、直接の訪問で勧誘されることもあるでしょう。
では、相手を目の前にしてどのようなことばで断るのが良いでしょう。

  • 経済的に苦しく会費の負担ができないため入会しません
  • 会の活動に参加できる体調でなく、今後も体調に不安があることから入会しません
  • 仕事柄、地方に転勤することが多く長期に住む予定はないので入会しません
  • 〇〇〇〇で土曜日曜も身動きが取れません、活動にも参加できませんので迷惑をかけることになりますので入会しません
  • 普段より〇〇〇〇で忙しくしており、時間がとれず活動に参加できないため入会しません

入会は強制ではないことから、理由がない場合でもハッキリ断ることはできます、またしつこい勧誘を受けた場合はハッキリと答えることが大切です。

  • 入会は強制ではないので入会しません
  • 入会することに必要性を感じないので入会しません
  • 会の活動について不明であり、会費についても賛同できないため入会しません

自治会や町内会を途中退会する場合

今まで自治会や町内会に入っていたが、何らかの事情で途中退会する場合も、ハッキリと退会の意志を伝えることが大切です。
退会届が必要な場合は、退会届作成日、退会届の宛先、自分の名前と連絡先を必ず書きましょう。

しかし、どのような退会理由であっても最後に、今までお世話になりましたと感謝の気持ちを伝えましょう。
同じ地域で生活していくのであれば、今後の関係を良好にするために大切です。

まとめ

共働き家族であったりそうでなくても休日はゆっくり時間を過ごしたい、また気を使う人間関係は避けたい。
自治会や町内会に入れば、活動に参加を求められたり、活動費用として会費を徴収されたりととても煩わしいですよね。

日常の生活は安全できれいな環境で暮らしたい。子どもがいればなおさら良い環境で育てたいそう考えます。

防犯や防災はご近所と連携をとり行うことが大切ですし、災害時など不測の事態に陥った場合に、日頃からコミュニケーションがあれば、ご近所同士の助け合いがスムーズにいくこともあるでしょう。

しかし、自治会や町内会の活動内容が必要なものなのか不明なこともありますし、会費も適切に使用されているのか疑問に思う事もあるでしょう。

長く住んでいる地域であるならば、必要性より地域の方々との親睦が必要であったり、人間関係を良好にするために入っている方も見えるでしょう。

自治会や町内会の入会は強制的ではなく義務もないので入会しなくてもよいです。
しかし、その地域で長く暮らして行く上で、自治会や町内会に入るのが良いのかよく考えて判断されるのが良いですね。

また、今後町内会活動は、若い世代のご家族の加入が増えて古いしきたりなどにとらわれることなく、相互扶助が気軽にできる環境作りまた、現代の生活様式にあった運営に変わっていくと良いですね

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