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ブルーレットおくだけでトイレが壊れる?デメリットや置かないほうがいいかについて

「トイレをキレイにする」と言えば「ブルーレットおくだけ」そう記憶している方もいますよね。実は、「ブルーレットおくだけでトイレが壊れる」という情報があるんです。今回は、ブルーレットのデメリットや「置かないほうがいいか?」について調べてみました。

目次

ブルーレットおくだけの仕組み

ブルーレットには様々な製品がありますが、中でも一番有名な「ブルーレットおくだけ」はトイレの上部の手洗い場に設置するタイプのブルーレットです。容器の中に固形の成分が入っているものと、液体のものがあります。

「ブルーレットおくだけ」はどんな仕組みで汚れを落とすのでしょうか。

「汚れ防止成分」「汚れ洗浄成分」のWで汚れを落とす

「ブルーレットおくだけ」は汚れを付きにくくする「防止成分」、流すたびに汚れを落とす「洗浄成分」の2つの成分に分かれています。この2つの効果が同時に発揮され、トイレの便器をキレイに保ちます。

ブルーレットおくだけは流して汚れを落とす

  1. まずブルーレット置いて、「汚れ防止成分」の入った水を流す
  2. 「汚れ防止成分」で便器をコーティング
  3. コーティングされることによって、便器に直接汚れがつきにくくなる
  4. 便器に汚れが付着しても水を流せば、ブルーレットの「洗浄成分」で汚れを落とすことができる
  5. 取れにくい汚れも、ブルーレットの「汚れ防止成分」コーティングごと汚れがはがれ落ちる

液体のブルーレットおくだけは、さらに「泡だちながら」汚れを落とす効果があります。どちらの「ブルーレットおくだけ」も汚れが付きにくくなる上に、もし汚れがついても、汚れが取れやすくなるんですね。

ブルーレットおくだけは、便器を一度キレイに掃除してから使うことで、洗浄効果を高めることができます。

めんどうでもブルーレットおくだけを使う前に、一度しっかりトイレ掃除をしてから設置するのがよいでしょう。

ブルーレットのデメリット

ブルーレットは定期的に水を流す必要がある

長期間家を留守にしたり、そもそも一人暮らしだったりすると、水を流さない時間が長い場合があります。そうなるとブルーレットおくだけの成分が便器に流れず、汚れが目立つことがあります。

また、ブルーレットおくだけの使い始めは、特に青色が濃くでます。流さない時間が長いと、便器に青い色が筋状になって固まってしまい、跡が残るかもしれません。そうなってしまったら逆効果ですよね。一日に数回は水が流す必要があるでしょう。

ブルーレット製品(特に固形の薬剤使用の物)は定期的に水を流しましょう

ブルーレットは排泄物の色がわからない

市販のビタミン剤を飲むと、驚くほど尿が黄色く見えることってありませんか?排泄物は前回の食事や、その日の体調を映すバロメーターになることがあります。

https://twitter.com/forest17ice/status/638958764364660736

自分の体調のバロメータとして排泄物をチェックしたい人は、色付きだと困りますよね。

そんな時は、ブルーレットおくだけの無色タイプがおすすめです。ブルーレットおくだけは、その名称のブルーから色付きの物を想像するかもしれませんが、最近は無色タイプのものが多く販売されています。色付きに慣れている方は、使い終わりの時期が判断しにくいかもしれませんので、ブルーレットおくだけの残量に気を配るようにしましょう。

健康が気になるかたは「無色」のブルーレットおくだけがおすすめ

ブルーレットはトイレが詰まる

ブルーレットを使うと「トイレが流れなくなる!」「トイレの水が流れっぱなしになる!」

などのうわさを聞いたことはありませんか?本当なのか気になりますよね。そう言われるのは、どういった理由からなのでしょうか。

ブルーレットを使うと壊れると言われる理由

トイレが壊れる理由とされている主なものは、トイレタンクに入れるタイプの「ブルーレットドボン」に発生するものです。こちらを使うと、「つまる」「水漏れする」「水が止まらなくなる」といった情報が多くありました。トイレが故障する理由をみていきましょう。

タンク内にブルーレット成分のカスが溜まる

ブルーレットドボンは、固形の薬剤が流れる水に溶けだすことによって効果を発揮します。

水にふれて溶けることを繰り返していると、最終的には水に溶け切れない薬剤がどろっとした半固形になります。小さな半固形の物体が、水を流すためのレバー(流すときに指で大・小に動かすレバー)に連動するフロートバルブを固定させてしまうことで、「水が出しっぱなしになる」ことがあるようです。

また、トイレの便器に水が流れ出す小さな排水溝にたまり目詰まりを起こすし「水が流れない」こともあるそうです。

ブルーレットの個体が、移動して排水口をふさぐ

ブルーレットでなくても、手洗い場に置かれた飾りなどがあやまって排水口をふさいでしまうと「水が流れっぱなし」になることがあります。強い勢いで水が流れっぱなしになる場合も、ちょろちょろと水が流れっぱなしになる場合もあるでしょう。放っておくと水道料金が高くなりそうなので絶対に避けたいですね。

ブルーレットドボンは、タンクに入れてから3分間待つ必要があります!

薬剤を台紙からはずし、そのままタンクに入れて約3分間水を流さないでください。(薬剤を包んでいるフィルムは、はがさないでください。フィルムは水に溶けてなくなります。)

https://www.kobayashi.co.jp/seihin/bld/

上記の説明をよく読まないまま、ブルーレットドボンを使っている人が、トイレタンクの故障を引き起こしている可能性があります。「3分間まつ」を意識して使っている方は少ないかもしれません。うっかり水を流してしまいそうですね。

排水口をふさぐことのないようタンクの中心部を避け、水道管とは反対側の隅の方へ入れ、必ず落下場所を確認してください。(下図を参照)
※万一、薬剤が給水口の下や排水口付近に落ちた場合は、棒などで水道管と反対側の隅へ移動させてください。

https://www.kobayashi.co.jp/seihin/bld/

薬剤の落とし場所が悪いと最初から排水溝をふさいでしまうようです!「落とし場所を確かめる」これは、パッケージに赤字で書いて欲しいくらい重要ですね、確かめていない方もいるのではないでしょうか。

ブルーレットドボンを使用するときは「薬剤の落ち場所を確かめる」「3分待ってから水を流す」が重要

ブルーレットの成分でタンク内の部品が劣化する

「部品が壊れるのでブルーレットはだめ!」という意見もありました。

しかし、ブルーレットおくだけの公式ページで

「ブルーレットおくだけ」はタンク内器具をいためず、浄化槽及び浄化槽内のバクテリアや防露タンクにも影響を与えません。

https://www.kobayashi.co.jp/seihin/blo/index.html

という説明がありますので、タンク内の部品が劣化することはないと思われます。

ブルーレットドボンについて公式サイトの見解

ブルーレットドボンについては、公式サイトに「排水溝がつまる場合がある」「薬剤の残りかすがないか確かめる」などの使用上の注意書きがありました。

ブルーレット製品を使わないほうがよい、というわけではなくブルーレットドボンタイプを使う場合、少なくとも入れた直後と取り換えの際には一度タンクの中を確認したり、しっかりと説明書を読んで使う必要があるでしょう。

気になる方はドボンタイプの注意書きを参照してみてくださいね。

ドボンタイプ使用上の注意はこちら→https://www.kobayashi.co.jp/seihin/bld/index.html

ブルーレットおくだけは手が青く染まる

ブルーレットおくだけを使い終わり、容器内の薬剤を取り換えるときに、手が青くなってしまうようです。薬剤を落としたり、手洗い場の水が薬剤に付いてはねたりして、服についてしまう場合もありますよね。

公式ページには「薬剤を直接手で触ると手が汚れる」、「衣服に付いた場合酵素系漂白剤で洗う」との注意書きがありました!

薬剤を直接手で触ると手が汚れますので注意してください。

https://www.kobayashi.co.jp/seihin/blo/

お風呂に入っているうちに徐々に取れるようですが、目立ちますし、接客業などをしている方にとっては死活問題かもしれません!すぐに石けんで洗い流して下さいね。

衣服に付いた場合、酸素系漂白剤で洗う。

https://www.kobayashi.co.jp/seihin/blo/

漂白剤を使うということは、かなり強力に染まってしまうようですね。取り換えるときにはビニール手袋を使ったり、水がはねないように容器を手洗い場から別の場所に移してから、薬剤の交換をしたほうがよさそうです。

ブルーレットおくだけ薬剤交換で気をつけたい3選

  • 手洗い場から移動して、水がはねない場所で取り換える
  • ビニール手袋を使う
  • お気に入りの服は着ない

以上を心がけて下さいね!

ブルーレットおくだけは水がかからないとだめ?

ツイッターで何人かの方がブルーレットおくだけを設置しても「全然減らない」「半年以上減らない」などのツイートをしていました。

ブルーレットおくだけは水がかからなくても大丈夫

ブルーレットおくだけは、下容器の底の穴から水を取り込むので、上容器に直接水が当たらなくても使用できます。

(上容器の穴から水を取り入れて薬剤を溶かしているのではありません)

https://www.kobayashi.co.jp/cgi-bin2/qa/detail.pl?goods=585&id=7

公式ページにはブルーレットおくだけ・液体ブルーレットおくだけ共に、「水があたらなくても大丈夫」とありますので、薬剤が減らない理由は水が当たらないせいではなさそうです。

液体ブルーレットは、使い初めに「止栓キャップをはずさない」「止栓キャップをつきやぶる」など特別な使用方法があるようです。液体ブルーレットを使っていて、「薬剤が減らない」という方は使い方が違っているのかもしれません。気になる方は調べてみて下さいね。

液体ブルーレット使い方→https://www.kobayashi.co.jp/seihin/eblo/

ブルーレットおくだけでトイレがいい香り

洗浄するだけではなく、ブルーレットおくだけは多様な香りを楽しむことができます。そのラインナップの多さは驚くばかりです。

「ブルーレットおくだけアロマ」など香りのよさにこだわった製品もありますので選ぶ楽しみも味わえそうです。「液体ブルーレットおくだけ北欧風レモンリーフの香り」などは、下容器の色もベージュになっていて、とてもオシャレです。

ブルーレットは置かないほうがいいのか

では、「ブルーレットおくだけ」を置かない方がいいのか?」という結論になるかと言えば、そうではありません。

やはり何もしないトイレと、ブルーレットおくだけを置いたトイレではキレイな見た目が続く期間が違います。

トイレが詰まった、水漏れしたという情報は「ドボンと入れる固形タイプのブルーレット」が原因になっていることが多かったです。よって、心配な方はトイレのタンクに入れる固形タイプや、容器内に固形の薬剤を使っているブルーレットおくだけはやめて「液体ブルーレットおくだけ」を主に使うということもできるでしょう。

ブルーレットが置けないトイレはどうする?

手洗い場がないのでブルーレットが置けない

トイレの上部に手洗い場がない場合、ブルーレットおくだけを置く場所がないので使うことができません。

水をためるタンクに「ブルーレットドボン」または、「ブルーレットつり下げ」を使うことができます。

しかし今までに見てきたように、「ブルーレットドボン」を使うことにはデメリットが伴います。

そこで、

100円均一ショップに売っている網に入れて使うという方法もあります!

ブルーレットドボンを網に入れれば、形的にはブルーレットつり下げの様になります。排水溝につまることもありませんし、カスもある程度網内に留まらせてくれるでしょう。リーズナブルに使いたいかたにはおすすめです。

トイレタンクがないのでブルーレットが置けない

最近は家を新築するタンクレストイレを選択される方も増えています。タンクレストイレは見た目がよく、新築のモデルルームなどではほとんどがタンクレストイレを採用していますね。そんな時、前の家でブルーレットおくだけを使うことに慣れている方は「あれ?ブルーレットおくだけ使えない。。」となるかもしれません。

そんな方には「ブルーレットスタンピー」がおすすめです。便器にそのままスタンプするだけなので、問題なく使うことができます。最近はお花のかたちのスタンピーもあり、かわいらしいのでおすすめです。

トイレタンクがないお家は「ブルーレットスタンピー」がおすすめ

最新トイレはブルーレットおくだけが不要!?

小林製薬によって、ブルーレット製品が生まれたのはおよそ50年前です。50年前のトイレに比べて、令和の時代のトイレはそのトイレの便器自体がそもそも汚れが付きにくいものがあります。

TOTOのトイレをお使いの方は「セフィオンテクト」、LIXILのトイレをお使いの方は「アクアセラミック」などの表示がされていれば、汚れが付きにくい「加工」がされています。

また、普通のトイレでも「ハイパーミラミック」とか「プロガード」を追加でコーティングして汚れが付きにくくすることができます。

「トイレには特別な洗浄剤が必要!」という考えは過去のものなのかもしれません。でも、昔と比べて格段に「汚れが落ちやすくなっている」のは確かですが、やはり排泄物を流すので、まったく汚れが付かないということはないでしょう。ブルーレット製品とトイレの進化のダブルでより一層トイレの汚れを防ぐことができそうですね。

まとめ

今回は、ブルーレットおくだけでトイレが壊れる?といったうわさから、「ブルーレットおくだけ」や他のブルーレット製品のデメリットについて調べてきました。

デメリットはありますが、ブルーレット製品が直接の原因でトイレが壊れる!ということはありませんでした。

  • ブルーレット(色付き)を使う場合は定期的に水を流す
  • 排泄物の色が気になる場合はブルーレット(無色)を使う
  • ブルーレットドボンを使う場合は説明書をよく読み、念のため網に入れる
  • ブルーレット(色付き)の薬剤交換はビニール手袋を使う・水がかからない場所で交換する

以上の工夫でデメリットをなくすこともできます。

ブルーレット製品を使って「トイレがずっときれいに保てる!」と喜んでいる方はたくさんいました。最新の「液体ブルーレットおくだけ」では香りもこだわったオシャレな製品も登場していますので、トイレの汚れやトイレの匂いに悩まされている方は、ぜひ試してみてくださいね。

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