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ナメクジはどこから家の中に入る?侵入経路をふさぐ対策とは

梅雨時期から夏の暖かくてジメジメした季節はナメクジがたくさん発生します。家庭菜園や外で発見するだけでなく、いつの間にか家の中に侵入していることもあるでしょう。この記事では侵入経路や侵入させない対策を紹介します。

目次

ナメクジはどこから家の中に侵入してくる?

ナメクジはジメジメしたところを好み、花や野菜、コケを好んで食べる害虫です。夜行性で日中は鉢の下や葉っぱの間に隠れて生息しています。購入した野菜や家の水周りなど小さな隙間さえあれば侵入できます。

野菜と一緒にナメクジが侵入

家庭菜園をしている方は、野菜にナメクジがいるところを見かけることがあるでしょう。購入した野菜でもまれに葉の間に隠れて侵入してくることがあります。

これは、ナメクジが好んで野菜を食べる性質があり、葉の間に隠れることで強い日差しから身を守ることがあるからです。

キッチンなど水回りの排水溝からナメクジが侵入

ジメジメしていて暗い排水管はナメクジが大好きな場所であり、家の中に通じる侵入経路になります。排水溝のゴミ受けなどが広めの網目だとナメクジが侵入してしまいます。

網戸の穴や窓の隙間からナメクジが侵入

網戸が破けて穴が開いていたり、立て付けが悪くて窓に隙間が空いていたりするとナメクジが家の中に侵入してくることがあります。小さな隙間からでもナメクジが入ってしまうので、網戸や窓の不具合がないか確認しましょう。

畳の間からナメクジが侵入

家に畳の部屋がある方は、畳の下からナメクジが室内に侵入してくることがあります。畳の下は適度な湿気と暗い空間があり、ナメクジの生息しやすい環境です。

また、畳が湿気で傷まないように畳の下に、風通しを良くする隙間を作っていることがあり、その隙間を通って畳の上までナメクジが登ってくることがあるのです。

ナメクジを室内に侵入させない対策

ナメクジを家の中で発見した時は、どこかにナメクジが侵入できる隙間がある可能性が高いです。隙間を埋めたりナメクジに有効な対策をすることで侵入を防ぐことができるでしょう。

水回りのナメクジ侵入対策

水回りの排水管からナメクジを侵入させないために蓋をすることがおすすめです。夜使用しなくなった場所から蓋をするだけで夜行性のナメクジの侵入を防ぎます。シリコン製の蓋が利用場所によっていろいろなサイズで売られています。

また、生ごみ用のネットを被せることでナメクジの侵入を防ぐこともできます。ネットはゴミが溜まったり汚れたりすることで交換が必要になるので、少し費用と手間がかかります。

ナメクジがカフェインに弱いことを利用して飲み終わったコーヒーのカスをフィルターごと排水溝に置いて対策

ナメクジはカフェインを嫌う性質があると言われていて、コーヒーや紅茶を好んで飲む方は排水溝にでがらしを置くのもおすすめです。費用も手間も少ないのがポイントです。

網戸や窓のナメクジ侵入対策

立て付けが悪く隙間が空いている場合は、隙間テープなどでナメクジが入れないように補修しましょう。網戸に穴がないかも確認して、破けていれば修理しましょう。

畳の部屋のナメクジ侵入対策

畳の下の隙間を新聞紙で埋めることでナメクジが畳の上に登れなくする対策があります。新聞紙を使うことで適度な湿度を保ち、畳が傷みません。また、年数のたった畳は隙間が空きやすくなるので、畳を張り替えることで隙間を無くすことができるでしょう。

あまりにもたくさんナメクジが発生している場合は、畳の下に天然成分で作られたナメクジの殺虫剤を撒き駆除することをおすすめします。

ナメクジを家に近づけない対策

日頃から家の周りを掃除するなど、ナメクジの生息しにくい環境を作ることで数を減らし家に侵入する頻度を減らすことができるでしょう。

ナメクジを殺虫剤で駆除

ナメクジの発生が多い時は、ナメクジに効く殺虫剤をまくことをおすすめします。スプレーや殺虫成分入りのエサが入っている容器、粉状の殺虫剤をまくだけのタイプなど色々あるので自分に合ったものを選びましょう。

ペットや小さな子供がいる方は、天然成分で作られたものや容器に入ったタイプを選ぶことで誤って触ってしまったり、口に入れてしまったりという不安がありません。

また、家庭菜園やガーデニングを楽しんでいる方は植物に影響がでない成分のものを選ぶようにしましょう。

雑草や落ち葉などの掃除をしてナメクジの隠れる場所を減らす

家の周りに雑草がたくさん生えていたり、落ち葉が溜まっていたりするとナメクジの隠れる場所どなり繁殖しやすい環境になってしまいます。

日頃から雑草を取り除き、落ち葉が溜まらないように掃除することで、風通しもよく日当たりがよくなります。生息しづらい環境を作ることでナメクジの数を減らすことができます。

花や野菜のプランターを台にのせてナメクジを隠れさせない

花や野菜を畑ではなくプランターで育てている方がいますが、鉢植えやプランターを地面に直接置くことで水はけが悪く、ナメクジの隠れ場所になります。

台の上やレンガ、ブロックを利用して地面に直接置かない工夫をしましょう。そうすることで、風通しや水はけを良くして、ナメクジが隠れにくい環境になるでしょう。

銅を使ってナメクジを寄せ付けない

ナメクジは銅イオンが苦手です。ホームセンターなどに販売されている銅線や銅板を鉢の周りや換気口周りに置くことでナメクジが寄ってこなくなる可能性があります。

ナメクジの駆除方法

ナメクジ自体に毒はありませんがナメクジの体に細菌や寄生虫が付いていることがあり、小さな傷からでも感染症にかかるリスクがあります。

駆除する時は素手で触らず、割り箸で摘まむか使い捨て手袋で触るようにしましょう。素手で触った時はすぐによく石鹸で洗うことが重要です。

ナメクジの好きなビールや米ぬかでおびき寄せ駆除

ナメクジはビールや米ぬかを好み集まってきます。空き容器にビールや米ぬかと塩や洗剤を一緒に入れて置くことでナメクジをおびき寄せ駆除することができます。ペットや子供がいる時は誤飲に注意しましょう。

定期的に取り換え、ナメクジが生きていることもあるので捨てる時は袋に入れて処理することをおすすめします。

ナメクジの水分を塩で吸い取り駆除

ナメクジの体は85%が水分で出来ているので、塩をかけることでナメクジの水分が塩に移動して小さくなり、脱水症状になることで駆除することが出来ます。

小さくなったナメクジは水をかけるとまた元気になることがあるので、袋に入れて水で復活することのないように処理しましょう。

この方法は、庭や植物がある場所では注意が必要です。塩は植物にとっても有害で水分が吸収できなくなるため枯れてしまいます。また、塩は土に分解されないため長期的に植物が育たない環境になる可能性があるため屋外での駆除には向いていません。

酢をかけることでナメクジの水分を奪い呼吸もできなくして駆除

塩と同じように酢をかけることでナメクジの水分を奪うことができます。また、ナメクジの体を覆っている粘液はたんぱく質でできていると言われていて、酢の成分が酸性であることからたんぱく質を固めて呼吸困難になり駆除できます。

熱湯でタンパク質を壊し駆除

熱湯をかけることで水分の多いナメクジの体が沸騰状態になり駆除できます。また、たんぱく質が熱湯で固まると言われています。キッチン周りやお風呂でおすすめですが、ペットや子供がいる家庭では火傷に注意しましょう。

まとめ

見た目からナメクジが苦手な方も多く、なるべく室内で発見したくないものです。そのためにも、庭の掃除や家のメンテナンスをすることでナメクジが発生しにくい環境を作ることができます。

また、ナメクジの性質を理解し場所に応じた駆除の方法を知っておくことで、発見した時に慌てず駆除ができるでしょう。

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