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アルミ弁当箱は危険?メリットデメリットを解説

愛用している方も多いレトロでシンプルなアルミ弁当箱。アルミ製品で調理をしたり料理を詰めることで、アルミが溶けだし体に悪い影響があると言われていた時代があります。この記事は、アルミ弁当箱の安全性、メリットとデメリットについてご紹介します。

目次

アルミ弁当箱が危険と言われていた理由

アルミ弁当箱が危険と言われる原因は、1990年代に、アルミニウムの成分がアルツハイマーになるリスクを高くする可能性があると言う論文がアメリカで発表され、新聞やマスコミにより情報が広く伝えられたことにあります。

そのことで、アルミで出来ている鍋や弁当箱が危険と思って使用を避ける人が増えました。

アルミ弁当箱が安全である理由

子供から大人までアルミ弁当箱を愛用している人はたくさんいます。軽くて汚れや匂いが取れやすく、丈夫で長く使うことができるなどたくさん良いところがあるアルミ弁当箱。

毎日のようにお弁当を入れている人にとっては、アルミ弁当箱に危険があっては安心してお弁当を食べられません。ここでは、アルミ弁当箱の安全性をご紹介します。

アルミ弁当箱は腐食や傷から保護するためアルマイト加工されていて安全

アルミ弁当箱にはアルマイト加工という方法でアルミを保護する加工がしてあります。そのことにより食材を入れて腐食することを防ぎ、傷もつきにくくします。アルミが溶け出たとしても人間の体に吸収されることは1%程で人体に影響がでることはないと言われています。

アルミの成分がアルツハイマー病になる可能性について根拠がない

私たちの生活の中でアルミ弁当箱以外にもアルミの成分が含まれた製品はたくさんあり、薬や小麦製品、空気中にも含まれていています。これらの製品に含まれるアルミが体に悪影響であると言われていません。

通常の使用、摂取量でアルミの成分が体に有害であること、アルツハイマー病になる可能性があることについて証明されているものはありません。また、WHOや厚生労働省もアルミの成分に関してアルツハイマー病と因果関係は根拠がないとしています。

アルミ弁当のメリット

パッキンがないので洗うのが楽

アルミ弁当箱は汁漏れ防止のパッキンが付いていないものが多く、継ぎ目もないので洗いやすいです。ケチャップやカレーなどの臭いや色移りするおかずを入れても洗うだけできれいになり臭いも取れるので、気にせず入れることが出来ます。

アルミで作られいるから軽くて丈夫

金属のなかでも軽い素材で、落としたぐらいでは凹むことがあってもヒビが入ったり、割れてしまったりすることがありません。凹みも長年使ってきた証として、味が出て愛着がわく人が多いです。

また、錆にも強い性質があるので使ったら洗うというシンプルなお手入れで長期的に使うことが可能でしょう。

熱伝導率が良いので冷めやすく温まりやすい

アルミはとても熱伝導率がよく、夏の暑い日に保冷剤を入れればしっかり冷やすことが出来るのでおかずが傷む心配がありません。

逆に、寒い時期になると保育園や幼稚園ではお弁当を保温庫で温めておくところがあります。アルミ弁当箱なら耐熱性もあり、お弁当をしっかり温めることができるでしょう。

密閉されないから小さい子でも蓋が開けやすい

プラスチック製のパッキンが付いたお弁当は、中のおかずが冷える前に蓋をしてしまうと圧力が下がることで真空状態になります。そのことで、蓋が開けずらくなり大人でも開けられないほど固く閉まってしまうことがあります。

小さい子だと開けれなかったり、お弁当箱をひっくり返してしまったりするでしょう。アルミ弁当箱は空気が入る隙間があるので開けやすく、小さな子も心配なく自分で開けることができます。

アルミ弁当のデメリット

食洗機で洗うことができない

一般的なアルミ弁当箱は酸性やアルカリ性の両方に弱い素材で、食洗機用洗剤の多くが弱アルカリ性のためアルミ弁当箱のアルマイト加工が剥がれてしまいます。

中性洗剤を使用すること限定で洗うことができる商品も販売されているので、食洗器を使いたい場合は対応したものを選びましょう。

誤って洗ってしまった場合、表面に白い粉上のものが出てきたり黒く変色したりします。クエン酸を使うことで腐食したアルミ弁当箱をきれいな状態に戻すことが可能です。

しかし、アルマイト加工は剥がれた状態になり米の研ぎ汁で被膜を作ることが可能ですが、アルマイト加工ほどの威力はないので定期的に被膜を作らくてはならず、手入れが大変になるので洗うときは洗剤の成分に注意して、中性洗剤で洗うようにしましょう。

電子レンジで温めが出来ない

蓋を取れば温められる加工がしてあるアルミお弁当箱もありますが、一般的なアルミ弁当箱は金属なので、電子レンジで温めることはできません。電子レンジで温めてしまうと火災や故障の原因になるので注意しましょう。

そのため、暖かいお弁当を食べたい時はホッカイロで温めたり、耐熱性の袋に入れて湯煎したりする方法で温めます。ストーブなどにはアルミで出来ているので直接置くことができ、熱伝導率の良さから速く温めることができるでしょう。

汁物を入れると液だれする可能性がある

最近では中蓋が付いているアルミ弁当箱もあり汁漏れしにくい物もありますが、基本的にはパッキンなどがないので汁が多いおかずは、お弁当が傾いたりひっくりかえったりすると汁が漏れてしまう可能性があるので注意が必要です。

心配であれば防水機能の付いた布でくるんだりビニール製の袋に入れたりすることで、鞄の中が汚れてしまうことを防げるでしょう。使う年齢や使用目的に合わせてパッキンの付いたアルミ弁当箱を購入することもおすすめです。

ご飯がアルミ弁当箱に付いてしまって綺麗に食べれない

ご飯を入れるとご飯粒がアルミ弁当箱にくっついてしまうので、入れる前にバターや食用油などを塗ることでご飯がくっつかず綺麗に食べることができ洗いやすくなります。洋食のおかずにはバター、中華のおかずにはごま油にするなど工夫しだいでご飯をより美味しく食べることができるでしょう。

酸や塩分の多いおかずをアルミ弁当箱に長時間入れると腐食する可能性がある

お弁当のおかずの定番でもある梅干しは酸性であり、お弁当を食べ残してしまった時や長期的に洗うことが出来なかった時は腐食してアルミを溶かしてしまう可能性があるので注意が必要です。

お昼ご飯に食べる予定で朝梅干しをおかずに入れるのであれば、数時間なので腐食しにくいです。梅干し以外にも、酢の物や味噌など酸性や塩分の多いおかずをアルミ弁当箱に入れる時には注意が必要です。

心配であればご飯に埋め込んだり、カップなどに入れたりお弁当箱に触れないように工夫しましょう。

おすすめの子供用アルミ弁当

保育園や幼稚園でも子供が使いやすく、お弁当の時間が楽しくなるようにお気に入りのキャラクターが付いたものや、お手入れの仕方が楽なものなど、ご家庭の環境に合ったお弁当箱を選びましょう。

スケーターのアルミ弁当箱

スケーターのアルミ弁当箱はキャラクターの種類が豊富で、おかずを分けていれる中子付き、蓋が取れないようにランチベルトもセットで付いていて、保温庫対応など保育園や幼稚園でも安心して持たせることの出来る工夫がたくさんありおすすめです。

レックアンパンマンアルミおべんとう箱

フッ素樹脂加工がしてあるので洗いやすく、仕切り付き、お弁当のフチに折り返し加工がしてあるので汁漏れの軽減、保温庫にも対応しています。保育園や幼稚園で使いやすい工夫はもちろん、子供が喜ぶアンパンマンのお弁当箱です。

OSK 弁当箱 ランチボックス きかんしゃトーマス 350ml

OSKから販売されているアルミ弁当箱は、フッ素加工がしてあり、仕切りとランチベルトが付いていて、保温庫に対応しています。また、蓋を外せば電子レンジで温めることも出来るので便利です。トーマス以外のキャラクターも販売されているのでお気に入りを見つけてみましょう。

きざむ 名入れ 虹が架かる アルミ ランチボックス

葛飾区で一つ一つ職人さんの手で丁寧に作られてるアルミ弁当箱で、好きなモチーフを選ぶことができ名前も入れられるので世界で一つだけのお弁当箱を作れます。

ゴムバンド付きで蓋の裏にはシリコン製のパッキンが付いているので、汁漏れを軽減。保温庫にも対応しているので、安心して保育園や幼稚園で使うことができるでしょう。

おすすめの大人用アルミ弁当

昔ながらレトロなものから、盛り付けが崩れないもの、洗いやすいものなど自分にあったお弁当を選びましょう。大きさや形も様々あるので、入れるおかずに合わせてお弁当をいくつか準備して置くのもおすすめです。

スケーター ふわっと盛れる アルミ製 弁当箱 600ml シルバー AFT6B

お弁当の容量が600、850、1000mlから選ぶことができ、女性から男性まで幅広く対応しています。蓋にはパッキンが付いていて汁漏れの心配もなく、バックル型の止め具が付いているのでゴムバンドが必要ありません。

蓋を閉めた時におかずと蓋の間に空間ができる工夫があり、きれいに詰めた盛り付けが崩れることがないのが嬉しいポイントです。

サーモス 弁当箱 アルミ製 フレッシュランチボックス 内側ふっ素コーティング 800ml シルバー DAA-800 SL

サーモスのアルミ弁当箱は内側がフッ素加工になっていて、ご飯がくっつく心配がありません。また、中性洗剤を使用すれば食洗機で洗うことができるので洗う手間が軽減されます。

仕切りとゴムバンドが付いていて、蓋にはパッキンも付いているので汁漏れ対策も安心。蓋をドーム型にすることで盛り付けが崩れません。

大一アルミニウム 弁当箱 アルミニウム 深型 S

昔ながらのレトロな形のアルミ弁当箱で、仕切りと蓋にゴムのパッキンが付いています。サイズはSとLがあり幅と奥行きの大きさは同じで深さを変えることで入る量が変わっています。

たくさんご飯を食べたい人には深型のLがおすすめです。東京の葛飾区で職人さんの手によって丁寧に作られている商品、シンプルなところに魅力を感じます。

Fnado アルミ製お弁当箱加熱ポットハンドル付きポータブルキャンプ用品自宅炊飯 防災対策

ハンドルが付いていて、弁当箱以外の活用法がたくさんある便利な商品。キャンプなどで炒めたり茹でたりいろいろな調理が楽しめるアルミ弁当箱です。固形燃料やガスコンロ、ストーブの上に置いて温めたり、ご飯を炊いたりも出来るので防災にも役立つでしょう。

キャンプ気分を味わいたい時や個性的なお弁当箱を探している人におすすめです。

まとめ

昔から日本のお弁当文化を支えてきたアルミ弁当箱、現在でも子供がら大人まで多くの人に愛され続けています。軽くて丈夫で長く使うことができ、レトロでシンプルな作りに魅力を感じる人が多いです。

アルミ弁当箱が体に悪い影響を与えることはなく、アルミの鍋やアルミホイルなどアルミ製品が生活の中にたくさん利用されていることからも安全性に問題がないことを示していると言えるでしょう。

アルミ弁当箱は進化を続けパッキンを付けて汁漏れ対策をしたり、内側に加工したり、デメリットを軽減した製品が増え、活用の幅が広がっています。メリットやデメリットを知り上手に活用することでお弁当生活をより楽しいものにしてくれるでしょう。

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